ラジエーター
このページではラジエーターまわりの機構や故障について説明します。
ラジエーターとは
車には発熱する部品(エンジン等)が多く存在するため、部品の周りに冷却水を流すことで熱を冷ましています。
ラジエーターとは、高温になった冷却水を冷やす装置のことです。
ラジエーターまわりの機構
ラジエーターの周りには
サーモスタット
ウォーターポンプ
という2つの部品があります。
サーモスタットは、エンジンを循環する冷却水の温度を測定し、エンジンの状態に合わせて適宜ラジエーターへ冷却水を送ります。
ウォーターポンプは、ラジエーターによって冷えた冷却水を再びエンジンに送る部品です。
この2つの部品とラジエーターによって、冷却水はエンジンを冷却しつづけることができます。
リザーバータンク(サブタンク)
冷却水は高温になると膨張して体積が増えるため、水路内に収まりきらない分が出てきます。
この収まりきらない冷却水を貯めておく場所がリザーバータンクです。
リザーバータンク内の水は温度が下がったときに冷却水路内に戻されます。
ラジエーターの故障
ラジエーターが故障すると、エンジンを冷やすことができなくなり、エンジンの焼付きや故障につながります。
また、高温になった冷却水が蒸発して漏れてきます。
エンジンルームから甘い匂いがするのは、冷却液が蒸発している証拠なので、ラジエーターやパイプの故障を疑いましょう。
リザーバータンクの故障
リザーバータンクからラジエーターに冷却水を組み上げる機構やパイプが破損したりすることがあります。
冷却液の不足
冷却液は蒸発して減るものなので、たまに補充する必要があります。
リザーバータンクの側面についている目盛りを確認し、「LOW」や「MIN」より少なくなっている場合は、リザーバータンクの上部キャップを開けて、「FULL」もしくは「MAX」の位置まで補充しましょう。
補充する冷却水(クーラントとも呼ばれる)ですが、
赤(耐用年数2,3年)
緑(耐用年数2,3年)
青(耐用年数7-10年)
ピンク(耐用年7-10年)
の4種類があり、耐用年数が異なります。
冷却水は漏れていることがチェックしやすいように着色されています。
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